0.れっつごーFICS
前のページで述べたように、ここではWinBoardでICSを楽しむためのコマンド及びtipsを解説します。
具体例としてFICS(http://www.freechess.org/)を取り上げたいと思います。
IDの取得等に関してはFICSのサイトを参照してください。
近いうちに書きます。
WinBoardでFICSに接続すると、チェスボードとコマンドラインウィンドウが開きます。 ゲーム情報や会話などは全てコマンドラインウィンドウに表示されます。 そこでいくつかコマンドを紹介していきましょう。
1.ゲームに使うコマンド
seek
使い方:seek 5 0 u 1300-1600
対戦相手を募集するコマンドです。seek 5 0なら持ち時間5分、1手につき0秒回復という意味になります。
後ろに u をつけると unrated、つまりレート無しのゲームを意味します。
1300-1600 は募集する相手のレーティングを1300-1600の間に限定しています。
seekは最大3つまで同時に出来ます。
play *
ゲームの募集、申し込みには全て番号がついています。
誰かが募集したゲームに応じたいときには上のように入力します(* はゲームの番号)。
match
使い方:match hogehoge 3 3
特定の誰かにゲームを申し込むときに使います。
上の例ではhogehogeさんに持ち時間3分、1手につき3秒回復のゲームを申し込んでいます。
pending
自分が申し込まれているゲーム、及び自分が誰かに申し込んでいるゲームを表示します。
accept *
自分が申し込まれたゲームを受諾するコマンドです。* はゲーム番号です。F3キーで代用できます。
decline *
申し込まれたゲームを拒否します。* はゲーム番号です。F4キーで代用できます。
say
使い方:say hi
対局中の相手にメッセージを送ります。名前の指定は必要ありません。
上の例では対局相手にhiと言っています。
draw
ドローオファーを送る、または相手のドローオファーを受けるときに使います。
相手のドローオファーを断るときにはdeclineと入力するか、指し手を継続することで断れます。F6キーで代用できます。
rematch
直前にゲームをした相手に再戦を申し込むコマンドです。F12キーで代用できます。
resign
ゲームをリザインするコマンドです。F9キーで代用できます。
abort
ゲームをキャンセルするコマンドです。2手以上進んでしまったゲームの
abortには相手の同意が必要になります。F8キーで代用できます。
adjourn
ゲームの延期(一時中止)を申し込むコマンドです。相手の同意が必要になります。F6キーで代用できます。
flag
FICSではどちらかの持ち時間が切れてもサーバは勝手に勝敗を決めません。
そこで相手の持ち時間が切れているときはflagを使うことが出来ます。
flagを実行するとサーバが相手の持ち時間が切れているかどうかを確認し、切れていればそこでゲームが終わります。
F5キーで代用できます。set autoflagの項目も参照してください。
2.ゲーム以外で使うコマンド
who
サーバにログインしている人の一覧を表示します。
名前の後ろに
^ が付いている人は対戦中
:(コロン)が付いている人はゲームの申し込みを受け付けていない
(C) はコンピュータ
(*) はAdmin
をそれぞれ意味します。
tell
使い方:tell hogehoge thanks
指定した相手にメッセージを送るコマンドです。
上の例ではhogehogeさんにthanksと言っています。
finger
自分の勝敗数などを見ることが出来ます。
finger hogehoge でhogehogeさんの情報を見ることが出来ます。
history
自分のゲーム履歴を最大10件まで遡って見ることが出来ます。
history hogehoge でhogehogeさんの履歴を見ることが出来ます。
statistic hogehoge
自分、或いは他の人のもっと詳しい情報(ランキング等)などが見れます。
vars
自分の環境設定を見ることが出来ます。varsで表示されるそれぞれの値はsetで書き換えられます。
setの項目を参照してください。
<!-- 書きかけここまで 2002年7月18日 21:33:19 -->